早い・・・。もう金曜日になっている。
先週の日曜日(3月17日)に行われた行政書士ADRセンター東京のペットトラブルシンポジウムのことを書いておこうと思っていて、時間だけが過ぎてしまった・・・。
今回は、「ペット医療をめぐるトラブルをADRで解決」というテーマでした。
前半のパネルディスカッションでは、都の獣医事担当の方、獣医師の方、ペットトラブルに詳しい弁護士の方の3名が登壇されました。
獣医師の立場からは、モンスター飼い主対策として、とてもきめ細かいやり取りと丁寧な説明、書類にサインをもらうなどの対応をしている、とのお話が印象的でした。
でも、一番心に残っているのは、弁護士さんのお話。「実際に裁判を起こして獣医師を訴えたとしても、飼い主側は、ほぼ勝てません」とのこと。
獣医師側の過失を証明しようにも、その証明を手伝ってくれる獣医師が居ないのだそうです。お願いしても、ほぼ断られる、または「匿名なら協力する」と言われる、など。
協力したことが判れば、獣医師会から村八分にされるんでしょうか。正義感の強い獣医師は、そうそう居ませんよ、というお話でした。
これは、人間の医療裁判にも言えることですよね。
医者同志は庇いあうから、患者側の医療裁判は非常に難しい、と。
なんだか、とても残念な気持ちになってしましました。
悪徳獣医師が居なくなることの方が、獣医師会の発展に繋がるのに。検証してみて、その獣医師の治療が正しかったことが証明されれば、それにこしたこと無いのに。
人も動物も、医者は強いんですね・・・。
シンポジウム後半は、ADRとはどのようなものかをADRセンター所属の行政書士たちが模擬調停を演じて見せてくれました。
ADR。つまり調停、話し合いです。
全てのトラブルが話し合いで解決する世の中であれば、どれだけ平和なのだろう。
これも難しいことかもしれませんが、もし、ペットに関してトラブルを抱えていらっしゃるなら、いきなり裁判に訴えるよりも調停を申し立てて、お互い話し合う場を設けることも良いかもしれません。
是非、行政書士ADRセンター東京をご利用ください!
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