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動物愛護法 適切な数値規制を!

昨日、参議院議員会館の地下会議室で、「動愛法、どんでん返しを防げ!」というテーマの勉強会がありました。

飼育・繁殖に適切な数値規制を設けよう、というものです。

この数値は、環境省令で定められることが決まっています。

主な発起人はTKYO ZEROキャンペーン代表の藤野真紀子さん、女優の浅田美代子さん、動物愛護議員連盟の福島みずほさん。

獣医師の入交眞巳さん、朝日新聞の太田匡彦さんも登壇されました。

 

今年の動物愛護法改正で8週齢規制が正式にスタートしたのですが、私は実際問題、8週齢規制よりも飼育環境等の数値規制の方が重要問題だと思っていたので、この勉強会は、とにかく行かなくては!という思いでした。

どんでん返し・・・。これは8週齢規制の法改正ぎりぎりで、日本犬6種が対象から外れるという事態を指しています。

数値規制が土壇場でひっくり返されてはいけない。

参加者全員から、強い想いが伝わってきました。

 

勉強会では、改正動物愛護法の課題、悪質繁殖現場の状況、数値規制の大切さ、環境省検討会での検討状況など、知っておかなければいけないことを教えていただきました。

 

諸悪の根源である悪質繁殖業者をいかにして取り締まるか。やはり、数値が決められていた方が指導はしやすいのです。ですが、「数値」を決めてそれで良いのか。その数値がゆるゆるだったり適切でなかった場合、繁殖動物たちは「適法な地獄」の中で生かされることになる。

諸外国は、あまり数値を出さない代わりに、言葉で事細かに決めているそうです。これは理想だけど、日本人は数値が無いと規制に尻込みしそうだな。

理想と言えば、本来ならば参加者のような動物愛護を考える人たちが数値を決めて、それを環境省令に取り込むように要求するのが理想なのだが、獣医師である入交先生でさえ、数値を出せと言われて、はい、これが適正です、とはいかないらしい。数値を決める、ということはそれほどまでに難しいことなんですね。

 

そこで入交先生の提案は、「まずは、イギリスで行われている基準を取り入れることを提案しよう」ということでした。

イギリスも、試行錯誤を続けて、現在のような飼育・繁殖基準が作られたそうです。同じ島国、まずはイギリス型で行ってはどうか、と。

やってみて日本に合わないことが出てきたら修正していけば良いのだから、これは良い提案だと思いました。

検討会のメンバーは保守的なようなので、「外国の基準は参考にならない」とか言いそうですけどね。

福島議員は、「みんなで検討会を傍聴しよう」と呼びかけていました。

 

来年の春には、ある程度の数字が出てくるそうです。パブリックコメントが出てからは何を言っても変えてもらえないでしょうから、来春からが勝負ですね。みんなで声を上げていかねば!

 

繁殖業者が処分している犬猫の数は、行政の発表する殺処分数に含まれていません。殺処分ゼロの裏には膨大な数の業者処分数があるのです。

そして殺処分されるまでの生き地獄。

 

当事務所も、個人ではありますが、声を上げ続けてまいります。