アニマルライツセンターさんがYouTubeで、虐待飼育されていた2匹のニホンザルのうち、ランが、適正な檻に移された、と発信していました。
オミクロンが騒がれていますが、これは自分の目で見に行かねば!と今月29日に、館山市に行ってきました。
20年以上の時間、地面に降りることもできすに鉄パイプの上で暮らしていたラン。
狭くて何もない檻の中で、ただひたすら時間だけが流れて行って・・・。
永かったね(涙)。
以前の小屋の何倍もある広さに2重の金網がかけられ、土の地面、小さな梯子が小屋にかけられている。
良かった、これが通常の檻だ。
高い位置を歩き回れるような木の板も、めぐらされている。
清掃時の移動に餌をおびき寄せに使うためか、餌は少ないようで、枯れた草をつまんで口に持って行ったりしていたけど。
でも、今までが酷すぎたから、この状況は素直に「館山市さん、ありがとう!」と言える。取りあえず、ランは、これで大丈夫かな。
↑板の上で眠っているラン。
そうなると、問題はジョーの現状です。
こちらは全く改善されていないので、ボロボロで、狭く、地面に降りることのできない檻の中で、ジョーはうつむいてじっとしていました。
ランとの檻の距離は約50メートル。ランは檻の中を自由に動いているので、動く気配を感じると、ジョーは顔を上げて、ランを見つめます。
でもね。ランの檻が2重金網で囲われているので、上記の写真のとおり、中は良く見えないのです。多分、気配は感じても、ジョーにはランは見えていないでしょう。
そして、またうつむいて・・・。
↑ジョーの檻は、狭くてボロボロで、地面が無くて斜面になっているのです。
ネットの記事に、「ランが死んだら、その檻にジョーを移そう」という話があるとか無いとか。私に暴れろって?
いやいやいやいや、違うでしょ!!ジョーの檻も新しくしよう、でしょ!
館山市は、元zozoの前澤さんから20億円の寄付を頂いて、お金持ちになりました。
私は館山市民では無いので、20億円の使い道を知ろうとは思いませんが、この檻1つ作るのには100万円くらいかと思います。
もう100万円、ニホンザルにくださいませんか。
ランの檻の左側も、元孔雀がいたスペースだとお見受けしました。今は材料置き場かな。かなり広いスペースですよね。
ここに、同じような檻を作りましょうよ、館山市さん!
ニホンザルは群れで生きる生き物です。本当なら2匹一緒にしてあげたいけど、それは出来ないとのことでした。ならばせめて、網越しに顔が見えるように、隣同士に檻を作ってあげてください。
以前、孔雀がいた時を私は知りませんが、当時を知っている一緒に行った夫が「孔雀がいた時も酷かったよ」と言っていました。
「ひどい状態の動物」なんて誰も見たくありません。胸が痛くなるだけですから。
逆に、幸せそうな動物は、見たいと思うものなんです。心がほっこりするから。
もう孔雀園ではないのだから、「ニホンザル園」にしてはいかがですか?
変な言い方かもしれませんが、客寄せが出来るほど幸せそうな良い状態にして、沢山の人に来てもらいましょうよ。これから花の季節。毎年、来場者は沢山いるのでしょ?
観光都市って、そういうところにも目配りするものではないでしょうか。
館山市さん、お願いします。あともう一歩です。
ジョーのことも助けてあげてください。
館山に、また行きますね!
「館山市城山公園のニホンザル④」に続く(未定)
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